執筆活動に欠かせない文章校正ソフト
自己流で執筆を続けていると、意外なところで誤字や間違った言い回しを使いながらも長年気づかなかった、ということがあります。他にも、文法上の勘違いや敬語の使い方など、間違いやすい点は結構あります。
そんな時は、文章校正ソフトを利用することで、失敗を未然に防ぐことができます。最近では、ブログなどで情報発信する人も増えてきましたので、投稿前にこうしたソフトでチェックしておくといいでしょう。
ただ残念なことに、文章校正を専門にやってくれるソフトというのは、意外と少ないようです。もちろん、ワープロソフトにも最低限の校正機能は付いているのですが、最低限のチェックしかできないのが現実です。
したがって、本格的に執筆活動をしている方にとっては、そうした文章校正ソフトがあると非常に重宝します。
代表的な文章校正ソフト
文章校正支援ツール「Just Right!6 Pro」
ジャストシステムの文章校正支援ツール「Just Right!」の最新バージョンで、Windows 10にも対応しています。
誤字・誤用、不適切な表現や、表記ゆれなどを瞬時にチェックし、指摘個所をマーキング表示してくれます。また、「指摘理由」や「訂正候補」もあわせて提示してくれるので、「訂正候補」やチェックボックスを選択するだけで、修正内容の反映が簡単に行えます。
最新バージョンでは、Microsoft Office 2016環境でのJust Right!6 Proアドイン、Internet Explorer環境でのJust Right!6 Proアドイン対応、校正用辞書への語彙追加など、より使いやすくなっています。
対応しているファイル形式は、テキストファイル、HTMLファイル、PDFファイルです。また、アドイン可能なアプリケーションは、以下の通りです。
・Word 2016/2013/2010/2007
・Excel 2016/2013/2010/2007
・PowerPoint 2016/2013/2010/2007
・Internet Explorer 11.0
・Outlook 2016/2013/2010/2007
・Shuriken 22016/2014/Pro6/Pro5/2012 CE/2010 CE~2008 CE
・ATOK 2016~2014/Pro 3/Pro 2/Medical/Pro/CE/2011・2010(J-License版) for Windows
単語登録に関しては、既存の文章を単語単位に分解し、それぞれの単語の「表記・読み・品詞」を自動表示する「形態素アナライザー」が新たに搭載されたので、品詞指定に悩む必要がなくなりました。
また、企業独自の表記ルールがある場合は、校正用辞書ユーティリティにて、「読み」「表記」などのルールを一括登録し、独自のルールでチェックを行うことも可能です。
さらに、別売りのオプションになりますが、共同通信社記者ハンドブック校正辞書 for Just Right! を使うと、報道関係者などが文書を書く際に指標としている「記者ハンドブック」に準拠した文章チェックが行えるようになります。
他にも、専門辞書として、医療校正辞書 for Just Right! 、ライフサイエンス校正辞書 for Just Right! が揃っています。
※対応OS:Windows 10/8.1/7(Service Pack 1以上) 各日本語版