2021年本屋大賞に『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ著)が決定!

全国の書店員が“今いちばん売りたい本”を決める本屋大賞の2021年受賞作品が4月14日に発表されました。

 

本屋大賞というのは、2004年に設立された文学賞で、従来の出版社や作家が選考委員を務める文学賞と異なり、書店員による投票という、読者目線で選ばれるのが特徴です。

 

2021年の受賞作品は、ノミネートされていた10作品のなかから、 町田そのこさんの『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)が選ばれました。この作品は、町田さんにとって初の長編作品となります。町田さんは、これまで、第15回「女による女のためのR-18文学賞」で大賞を受賞されています。

 

この作品は、他の鯨が聞き取れないほどの高い周波数で鳴く“52ヘルツのクジラ”を援用し、たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない人々の孤独をテーマにしています。 アマゾンのレビューでは高評価が多い一方で、一部には厳しい評価もあるようです。あなたの感想はいかがでしょうか?

2021年04月19日