スマホ読書に適したショートストーリーコンテストの可能性!

LINEノベルが開催している第3回ショートストーリーコンテストの応募受付が5月18日から始まりました。このコンテストでは、お題に沿った1話約2~3分で読める2万文字以内のショートストーリーが募集されています。第3回のテーマは「希望」です。

 

⇒ 第3回ショートストーリーコンテスト

 

募集に先立ち、第2回ショートストーリーコンテストの選考結果発表がありました。第2回のテーマは「どんでん返し」で、大賞を受賞したのは、JO太郎さんの『死神の制度』という作品でした。

 

このコンテストの趣旨でもあるスマホ読書に適した作品という観点からも優れた作品になっています。全6話で構成されており、1話が2~3分で読めるので隙間時間を利用して手軽に読むことができるでしょう。

 

死神サチから「あなたにとって一番大事な人が、三日後に死にます」という宣告を受けた青年の葛藤の物語を、死神の視点から軽快に描いています。ストーリー展開もテンポ良く、今回のテーマであった「どんでん返し」に導きつつ、説得力のある結末で締めくくっています。自分に置き換えてみると、考えさせられる内容でもあります。

 

かつてのケータイ小説は、スマホ小説へと変貌し、現在ではより手軽に読める作品が求められているのかもしれません。骨太の小説には手が出ないという方も、こうした作品を通して読書の魅力を発見する機会になれば良いですね。受賞作品は、LINEノベルのWebサイトにて無料で読むことができます。

 

⇒ JO太郎『死神の制度』

2020年05月25日