アマゾンが書籍流通の仕組みを変えるのか?

アマゾンジャパンが、出版取次を介さない流通経路を利用し、沖縄を除く全国に発売日当日に購入者の自宅に書籍を届けるサービスを始めるようです。

 

これまでは、アマゾンと直接取引をするにしても、各出版社がアマゾンに納品する必要があったので、出版社によっては発売日当日の配達が困難な状況にありました。しかし、今回の流通経路では、アマゾンと契約した各出版社の倉庫に、アマゾンの集荷トラックが直接赴き集荷し、それを宅配するという流れになります。

 

従来の書店流通のように、出版社から取次を経て各書店に配達され、それから個人消費者に届くという流れでは、無駄な時間やコストがかかっていましたので、これはかなり革新的な流通経路となります。

 

消費者にとっては便利なことですが、出版取次や一般書店にとっては死活問題となりそうです。しかし、これが広がると、将来的に町から一般書店が消えることを意味しますので、一体どちらが良いのか判断に悩むところです。

2017年04月04日