先般、川端康成の自筆原稿が見つかり、2月11日から茨木市立川端康成文学館にて公開されています。見つかった原稿は、雑誌「週刊サンケイ」(1963年7月15日号)に掲載された、随筆「私のふるさと」の草稿とみられ、故郷の茨木市について書かれています。原稿用紙5枚にわたる自筆原稿で、推敲の様子もよくわかります。
「伊豆の踊子」や「雪国」で有名な川端康成は、日本人初のノーベル文学賞受賞者でもありますが、そんな彼の息遣いが伺える貴重な資料で、雑誌への掲載時に削除された、彼の死生観や家族への思いも書かれているようです。
⇒ 随筆「私のふるさと」の自筆原稿(ZAKZAK by夕刊フジより)
⇒ 川端康成文学館