講談社が一迅社を完全子会社化することを発表

10月14日、講談社が一迅社の全株式を年内に取得し、完全子会社化することを発表しました。一迅社は、「コミックゼロサム」「コミック百合姫」「月刊ComicREX」などの漫画雑誌や、「一迅社文庫」「一迅社文庫アイリス」などのライトノベルを刊行しています。このように一迅社はオタク系コンテンツに強く、講談社が苦手とするこうした分野の補強にかなり役立ちそうです。

 

一方、オタク系コンテンツと言えば、アスキーやエンターブレイン、メディアファクトリーなどを次々と子会社化し、「ドワンゴ」とも合併した「カドカワ」が有名ですが、講談社も負けずとオタク系コンテンツの強化を進めるということになります。

 

こうした背景には、日本人のオタク人口が着実に増えているということがあるのでしょう。これが日本にとって良いことなのかどうかわかりませんが、出版社の生き残りを掛けた激しい戦いが進んでいます。

2016年10月14日