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2021年度(令和3年)課題図書
わたしたちのカメムシずかん:やっかいものが宝ものになった話
「カメムシ」と聞くと、どんなことを思い浮かべますか? 「あの臭い虫?」と、おそらくあまり良いイメージはもっていないのではないでしょうか。でも、じつはカメムシには、美しいものや、かわったかたちのものなど、いろんな種類がいて、よく見ると、なかなかおもしろい生きものなのです。
岩手県葛巻町にある小学校では、そんなカメムシをみんなでさがして、調べて、「カメムシずかん」を作りました。そして、子どもたちと先生たちの熱意はカメムシの研究者までも動かします。小さな町の小さな小学校で本当にあった夢のようなお話が絵本になりました。
あわせて、カメムシはどんな虫なのか基本的な情報や、「カメムシはどうしてくさいの?」「どうして集まるの?」といったカメムシの生態についても、最新の研究をもとにわかりやすく紹介しています。
この絵本を読むと、自分でも何か身のまわりにある生きものを調べてみたいときっと思って頂けるはずです。巻末には「わたしのずかん」を作るためのシートもついています。(出版社内容紹介より)
対象 | 作品名(著者、出版社) |
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小学校 中学年 3~4年生 |
わたしたちのカメムシずかん:やっかいものが宝ものになった話 |
ゆりの木荘の子どもたち
ゆりの木荘は、100年以上も前に立てられた立派な洋館。いまは有料老人ホームになり、サクラさんやモリノさんたち、6人の老人が住んでいます。春風が吹くある日、サクラさんはだれかが歌う手まり歌──時々聞こえる歌──を耳にします。モリノさんにいわれるまま、サクラさんがその歌を口ずさんでみると、ふたりは突然、子どもになってしまいました。そう、87歳のおばあさんではなく、10歳ばかりの女の子に……。
それは、77年前の約束のために、「あの子」がサクラさんたちを呼び寄せたからでした……。(出版社内容紹介より)
対象 | 作品名(著者、出版社) |
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小学校 中学年 3~4年生 |
ゆりの木荘の子どもたち |
ぼくのあいぼうはカモノハシ
ルフスはドイツの男の子。お姉ちゃん、お母さんといっしょに、くらしています。エンジニアのお父さんは、オーストラリアに単身赴任中。ルフスは、お父さんと離れてくらすのをさみしく思っていました。
そんなルフスは、人間の言葉をしゃべるカモノハシに出会います。そのカモノハシは、動物園から抜け出してきたといい、「シドニー」と名乗りました。そしてシドニーは、故郷のオーストラリアに帰るのをルフスに手伝ってほしいというのです。「お父さんに会いたいなら、ちょうどいいでしょ」ルフスは、シドニーを、家に連れてかえることにしました。
家では、お母さんやお姉ちゃんに、生きたカモノハシを持って帰ってきたことが見つからないようにしなくてはなりません。シドニーは、ぬいぐるみのふりをする練習…! そして、どうしたらオーストラリアに行けるか、ふたりで作戦を考えます。
庭の木にのぼれば、オーストラリアが見えそうだよね? バスで行けるんじゃない? いや、海に行く必要があるってことは、ボートさえあれば…。ふたりのすることは、どれもとんちんかんですが、オーストラリアには行けるのでしょうか?
気のやさしい男の子と、ちょっとすましたカモノハシのとぼけたやりとりが楽しい、ほのぼのとした冒険物語。(出版社内容紹介より)
対象 | 作品名(著者、出版社) |
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小学校 中学年 3~4年生 |
ぼくのあいぼうはカモノハシ |
カラスのいいぶん:人と生きることをえらんだ鳥
みぢかな鳥、そしてきらわれものの、カラス。ごみをちらかす、黒くて不吉、大きくてこわい……など、わるいイメージばかりだけれど、本当はどんな鳥なのでしょう?
もともとは森でくらしていたカラス。人の出すゴミにひきよせられて街へとおりてきました。しかし、街のくらしも楽ではありません。なわばりあらそいのきびしさ、子育ての苦労など、いがいと知られていないカラスの生活をほりさげます!カラスを愛する著者が語るノンフィクション。
本作は、著者の嶋田泰子さんが、家の庭にくるカラスたちに興味を持ち、観察日記をつけたことが出発点です。普段は気にもとめないくらい身近な鳥、カラス。でもよくよく調べてみると、驚くほど多彩な表情を見せてくれるのです。この本を読めば、ゴミをちらかす嫌われもののイメージが変わります!(出版社内容紹介より)
対象 | 作品名(著者、出版社) |
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小学校 中学年 3~4年生 |
カラスのいいぶん:人と生きることをえらんだ鳥 |