対象年齢の区分と原稿枚数の目安

年齢区分と原稿枚数の目安

幼年童話(幼稚園~小学低学年)

厳密な意味で、幼児を対象とする童話のことを幼年童話だと定義すると、満一歳から小学校入学前までぐらいがその対象になる、ということになります。しかし、実際は多少なりとも本が読める5歳ぐらいから小学低学年(1、2年生)ぐらいまでの子供を対象としているようです。

幼年童話は、絵本の読み聞かせなどで、ある程度文字が読めるようになった子供たちが、次のステップで読む作品となります。ひとり読みができるには、まだ少し早いかな、という段階から始まります。

こうした幼年童話の場合、一般的には400字詰め原稿用紙10~30枚程度がその目安となります。従って、この程度の限られた枚数の中で起承転結をまとめる必用があります。

低学年向け童話(小学1~2年)

こちらは、幼年童話とも一部重なっていますが、文字通り小学低学年(1、2年生)を対象とした童話となります。本格的な物語を読むには、まだ少し早い段階です。

低学年向けの童話では、大体、400字詰め原稿用紙20~30枚程度がその目安になるでしょう。


中学年向け童話(小学3~4年)

小学3、4年生ぐらいになると、かなり本格的な物語が読めるようになってきます。ただ、そうはいっても、あまり説明文が長くなると読めなくなるので、会話文を主体に物語を進めることが大切です。

中学年向けの童話では、400字詰め原稿用紙で30~100枚程度の作品がメインとなります。


高学年向け童話(小学5~6年)

小学校も高学年になると、かなり個人差が生じており、物語が好きな子供であれば、かなりの長編作品が読めるようになっています。従って、ストーリーにも工夫が必用で、スリルがあって、面白いストーリー展開が求められます。

原稿枚数としては、400字詰め原稿用紙で100~300枚程度を目安に考えると良いと思います。